ビザと在留資格は同じもの?在留資格制度をざっくり解説

就労ビザ

ビザと在留資格

「ビザ」と「在留資格」は混同して用いられやすく、在留資格をビザと呼ぶことが多くあります。

ビザ(査証)
  • 入国許可(上陸許可)申請に必要な書類の一部。
  • 大多数の国家が同様の制度を運用している。
  • 一定の条件内で査証免除が行われている場合が多い。
在留資格
  • 外国人が日本に在留して活動ができる法的地位。
  • 資格の種類は、細かく分類されている。
  • おもに、就労関連と、配偶者・家族に関するものがある。

「就労ビザ」や「ビザの延長」などと言われていますが、正確には「就労活動ができる在留資格」「在留期間の更新」となります。

在留資格に合わない外国人は入国することができない

日本は出入国管理として「在留資格制度」を採用しています。

アメリカ、フィリピン、韓国なども同様の制度を実施しており、数種類の「在留資格」を規定しています。規定している在留資格に合わない外国人の上陸は認められず、ビザ(査証)の発給は停止します。

在留資格のことを「ビザ」といっても通じる

一般的には「在留資格」のことを「ビザ」と呼んでも意味が通じるので、入国管理局では「就労ビザの申請がしたい」と伝えても対応してもらえます。

法令上は、査証(ビザ)と在留資格は別のものですが、一般にはこの両者を区別していないことが多いです。