外国人が日本で起業するとき、銀行口座の開設に必要な書類とは?

外国人の起業

会社設立の発起人が外国人の場合、日本から出国しているタイミングで銀行口座の開設をしたい場合や、発起人が多忙で対応が難しい場合、発起人の支援者が代理人となり口座開設を行うこともあります。代理人が代表者の代わりに銀行口座を開設する場合、各銀行の判断が大きくなります。法人名での口座開設の場合、審査を受けることが多いです。口座開設の審査や必要書類などは、各銀行により異なるため、その都度確認しなければなりません。口座を開設するまでに2~3回は銀行に行くことになるので、銀行が遠方の場合は注意が必要です。

口座開設に必要となる資料の例

  • 委任状の原本(支援者に口座開設を委任した事がわかるもの)
  • 登記事項証明書(発行後3か月以内)
  • 印鑑証明書(発行後3か月以内)
  • 名刺、保険証など(本人確認)
  • 代表取締役印

銀行から受ける質問の例

  • 代理人を立てる経緯
  • ビジネスの概要
  • 関係会社がある場合、それらの会社との繋がり、取引関係など
  • 口座が必要な理由
  • 今後のビジネス展開

銀行としては、コンプライアンスが守れる会社か、業務の実態があるのか、将来、優良な取引先となるか等が重要となります。